タイツとストッキングは見た目・履き心地の両方が非常に似ています。さらにカラーや厚みなど、それぞれ複数の種類があることから、より両者の違いが分かりにくいと言えるでしょう。では、それぞれには具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
今回の記事では、タイツとストッキングの違いをテーマにお届けしていきます。それぞれの違いを理解すると商品選びの幅もきっと広がるはずですよ!
タイツとは?
タイツは比較的厚めの素材で作られており、防寒や保湿効果を得るために着用するものです。また、素足を出すのが恥ずかしいと考える方やファッションのアクセントにも取り入れられるでしょう。
タイツはカラーが豊富なのみでなく、柄がついたような特徴的な商品も存在します。非常に厚いタイツはスパッツと同じような感覚で使い回せるでしょう!
ストッキングとは?
ストッキングは比較的薄い素材で作られており、脚を綺麗に見せる目的で着用します。職場や式典の場など、素足が失礼と捉えられる場面でスカートを履く際にも活躍するでしょう!
タイツと比較してバリエーションは限られるものの、厚みやカラーを変更すると脚の印象が違ったものになります。
タイツとストッキングの違いとは?
タイツとストッキングには用途別の違いがあります。先ほどもお伝えしたように、タイツを着用する”一般的な目的”は「防寒」や「保湿効果」であり、ストッキングは「脚を綺麗に見せる効果」を得るために活用します。
ただし用途については個人的な感覚の違いもあることから、明確な差別化ができない事例も考えられるでしょう。
デニール・厚さによる違い
タイツとストッキングは厚さにより分類される場合もあります。タイツやストッキングに活用される厚さの単位は「デニール」です。
デニールの算出方法は、該当の糸を9000mに伸ばした時の糸の重さで決まり、9000mの糸の重さが10gの商品は、10デニールです。
糸の太さは生地が厚いほど太く重くなることから、デニールの数値が大きい方が厚い生地だと考えてください。
厚さ別でタイツとストッキングを分ける時には、20〜25デニール未満がストッキング、30デニール以上はタイツに該当します。デニールは一般的なストッキング・タイツ商品の大半に表記されており、自分が好みの厚さを知るため・商品を選ぶために活用できます。
続いて、タイツの厚みごとの特徴を見ていきましょう!
30デニール
30デニールはタイツに分類される厚さではあるものの、生地が非常に薄く透け感があり、ストッキングと言っても違和感がない程度の商品です。程良い透け感が脚を細く美しく見せるでしょう!しかし、厚みはほとんどないため、防寒や保湿効果はあまり期待できません。
40デニール
40デニールのタイツは30デニールのものよりも少し色が濃く、ダークカラーを選べば引き締まって見えるでしょう。また、肌は少し透ける程度であり、ハイライト効果がより脚を細く見せるでしょう。30デニールと比較して、少し透け感を抑えたい方におすすめです!
60デニール
60デニールになると、僅かに肌が透ける程度になり、立体感のある美しい脚が演出できます。また、60デニール以上の厚みのタイツなら、防寒効果も期待できるでしょう!
生地がしっかりしてくるため、60デニール以上のタイツは扱いやすいと感じる方も多いようです。
80デニール
脚をほとんど透けさせたくないと考えているのなら、80デニール以上のタイツを選んでください。80デニールは最も一般的なタイルの厚みであり、使い勝手が良いのみでなく保湿効果も得られます。
カラー展開が豊富な商品も多く、個性的なファッションにも取り入れやすいでしょう!
110デニール以上
110デニール以上のタイツには透け感がありません。しっかり脚を隠して防寒できる厚さであり、寒い季節に使いやすいでしょう!
タイツとストッキングの長さの違い
タイツは一般的に、誰もが思い浮かぶつま先からウエストまですっぽり包む長さがありますが、ストッキングは膝上までの長靴下を指しています。
ストッキングは発売後にさまざまな長さにアレンジされており、タイツのようにウエストまでの長さがあるストッキングは「パンティストッキング」と呼ばれます。つまり、ストッキングにはさまざまな長さがあると知っておいてくださいね。
タイツとストッキングのカラーの違い
商品によって例外が存在することもありますが、一般的にストッキングはベージュ数色+黒色のカラー展開で販売されています。
脚を美しく見せる目的で活用されるため、個性的なカラーの需要は少ないと考えて良いでしょう。それに対してタイツのカラーは豊富であり、赤や黄色などのビビッドカラーでコーディネートに差し色を加える方もいます。また、柄物やラメが加わったデザインも若者から人気を集めています。
タイツとストッキングの選び方
自分がタイツとストッキングのどちらを選ぶべきか分からない時には、次の方法を参考にしてください。自分の用途や希望に合わせた商品選びができると良いでしょう!
暖かさで選ぶ
寒さ対策として活用するのなら、なるべく厚みのあるタイツを選んでください。最近では、防寒効果のあるさまざまな商品が開発されており、寒い時季でもスカートを選びやすくなりました。
雪が降るような気候の地域でも、分厚いタイツを使えばスカートが履けるようになるでしょう。また、冷えを感じる方は季節を限定せずに、タイツで下半身を温めても良いでしょう!
足を細く見せるならダークカラー
タイツやストッキングのカラーにはさまざまなものがありますが、脚を少しでも細く見せたいと考えているのなら、明るいカラーよりダークカラーを選んでください。
特に黒は収縮色であり、シュッとした脚の細さを強調できます。それに対して淡い色や明るい色は膨張色に該当し、脚が太く見える可能性があります。
その他にも、グレー・濃紺・深紫・など明度が低いカラーが収縮色です。コーディネートとのバランスも合わせれば、より高い着痩せ効果が得られるでしょう!
着用シーンで選ぶ
タイツにはカジュアルな印象があり、ビジネスシーンや冠婚交際の場ではタイツを着用するべきではないと言われています。特に葬儀や結婚式の身だしなみは生足も失礼に当たるため、必ずストッキングを着用しましょう!
弾性ストッキングというものも存在する
ストッキングとタイツの違いについて説明しましたが、ストッキングの中には弾性ストッキングという圧迫率が高い医療用のストッキングも存在します。
医療用の弾性ストッキングは、考え抜かれた段階圧力設計により血行促進やむくみ改善の効果が得られ、気になる部分を引き締めて※美しいラインに見せてくれます。ただし、医療用であるため、医師に相談の上着用するようにしましょう。
※着用時の着圧による補整効果
グラマラスパッツメディカルケアシリーズでむくみ改善!
グラマラスパッツメディカルケアシリーズは、一般的なスパッツの見た目をしながら、むくみの改善・リンパの巡りの改善・血行促進が期待できる一般医療機器モデルです。
医学に基づく段階圧力設計で作られており、お腹・ヒップ・太もも・ふくらはぎなどの部分に適度な圧力を加えながら包み込みます。さらに特殊な素材にはコラーゲンが含まれているため、高い保湿効果も得られるでしょう。
※お腹・ヒップ・太ももなどの引き締めは、着用時の着圧による補整効果となります。
まとめ:タイツとストッキングの違いとは?~長さの違い・厚さの違い等~
いかがでしたか?今回の内容としては、
・タイツは保湿や防寒目的、ストッキングは脚を綺麗にするために着用する
・ストッキングは20〜25デニール未満、タイツは30デニール以上の厚みだと考えられている
・ウエストまでの長さのストッキングはパンティストッキングに分類される
・ストッキングよりもタイツの方がカラーバリエーションが多い
・ストッキングには適度に圧を加えられる段階着圧設計の商品も存在する。
以上の点が重要なポイントでした。タイツとストッキングの違いは、用途や厚さで分類されます。特に薄手のタイツはストッキングとの区別が難しいため、気になる方はデニール数を確認すると良いでしょう。