夜ご飯は脂肪に変わりやすいと聞いたことはありませんか？夜ご飯を食べた後は就寝までの時間が少なく、活動量も限られます。そのため、夜ご飯を抜いてダイエットをしようと考える方もいるでしょう。

しかし、夜ご飯抜きダイエットには多くのデメリットが存在するんです！今回は、夜ご飯抜きがダイエットをテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください！

夜ご飯を抜くダイエットとは？

ダイエットの基本ルールは、消費カロリーを増やして摂取カロリーを減らすことです。数あるダイエット方法の中でも、多くの方が試しているのが摂取カロリーを減らす食事制限でしょう。

朝ご飯と昼ご飯は通常の食事をして、夜ご飯のみを食べない状態が夜ご飯抜きダイエットです。夜は活動量が少ないために食事は不要だと考え、夜ご飯抜きダイエットを始める方がいらっしゃるようです。

夜ご飯を抜くダイエットは一時的に痩せる事が可能

確かに、夜ご飯を抜くことで1日の摂取カロリーは減ります。ダイエットを始める前の食事内容が1日3食で、均等にカロリーを摂取していたと仮定すれば、摂取カロリーが約33%強減るわけです。その状態を継続すれば次第に体重が減るでしょう。

しかし、一時的には痩せられるかもしれませんが、再度夜ご飯を食べるようになれば、元に戻ってしまいます。

夜ご飯を抜くダイエットのデメリット

夜ご飯を抜くダイエットには、デメリットがいくつかあります。夜ご飯抜きを考えているのなら、最初に確認してください！

太りやすく痩せにくい体質になる

夜ご飯抜きで起こる問題の一つとして、基礎代謝の低下が挙げられます！基礎代謝とは、私たちが生命を維持していく上で消費されるエネルギー量を指しています。

摂取カロリーを極端に減らすと、人の体はより少ないカロリーで生命機能を維持するために基礎代謝が下がり、脂肪燃焼効率も下がってしまいます。結果として、基礎代謝の低下により、太りやすく痩せにくい体質になるというわけです。

肌荒れが起こる可能性も

1日の食事のうち夜ご飯を抜くと、栄養バランスを保つことが難しくなります。人は食事から体に必要な栄養素を取り込み、健康を維持しています。夜ご飯抜きで必要な栄養素が欠ければ、肌荒れを含むさまざまな不調が現れる可能性があるでしょう。

リバウンドが起こりやすい

ダイエット完了後にダイエット前の体重・ダイエット前の体重以上に太ってしまうことをリバウンドと呼びます。リバウンドの要因にはさまざまなものがありますが、夜ご飯抜きダイエットでは次のようなリバウンドにつながる問題が存在します。

・夜ご飯以外の一食あたりの食べる量が増えてしまう
・夜ご飯を再開した時に食べ過ぎる
・我慢していた分間食が増えてしまう

また、夜ご飯を抜いて空腹の時間が長くなると、飢餓状態と体が錯覚して脂肪を蓄えようとしてしまいます。

ストレスが溜まりやすくなる

夜ご飯を一切食べないという方法を選ぶと、ストレスが溜まりやすくなります。夜ご飯を食べるシチュエーションを想像してみると、平日であれば仕事が終わってリラックスする時間帯という方が多いでしょう。

夜ご飯を抜くことでリラックスタイムがなくなり、ストレスが溜まってしまうことが考えられます。また、食べたいものを我慢しなくてはならない厳しい制限や、栄養不足によってもイライラが起こることが考えられます。

血糖値が上がりやすい

食事の間隔が長くなると、次に食事をした際に血糖値が急激に上昇しやすくなります！食事により体内に入った糖質は、消化吸収を通してブドウ糖として血中に取り込まれ、血中のブドウ糖濃度が上がります。これが「血糖値が上がる」と言われる状態です。

夜ご飯や朝ご飯を抜くなどして、食後の血糖値が急激に乱高下するようなことを繰り返すと、血管にダメージを与え動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中といったリスクも高まります。

食べないダイエットなど極端なものはおすすめしない

ダイエットの基本原則は、消費する以上にカロリーを摂取しないことです。しかし、一食分省くといった極端なダイエット方法はおすすめしません！これまでご説明したように、食べないダイエットは一時的な体重減少効果は得られるものの、その後に基礎代謝が低下して太りやすい体質になったり、リバウンドにより元の体重よりも太ってしまう可能性が高まるからです！

糖質は体にとってのエネルギー源ですが、それが不足していると筋肉をエネルギーとして使ってしまいます。正しいダイエットでは、筋肉をつけることも大切ですので、筋肉が減ってしまうような極端な方法は避けましょう。

痩せやすい体をつくるための食事法について

続いて、痩せやすい体をつくるための食事法について見ていきましょう！

よく噛んで食べる

食事を摂る際は、よく噛んで食べましょう！咀嚼には以下のように、いくつものメリットがあります。

・満腹中枢が刺激され、少ない量の食事で満腹感を得やすい
・食事にかかる時間が増えて早食いが予防できる
・唾液や胃液の分泌が促進されて、消化吸収を助ける
・顔の筋肉を鍛えられる

よく噛む行為には、多くのメリットがあると思ってくださいね！

たんぱく質をしっかり摂り脂質は控えめに

筋肉はたんぱく質を摂取することにより作られます。たんぱく質は動物性の肉だけに限らず、魚肉や大豆、卵、乳製品などにも含まれます。これらのたんぱく質をバランス良く摂取して運動を組み合わせれば、筋肉量が多く痩せやすい体づくりができるでしょう！

動物性の肉を摂取する際は、脂身の少ない部位を選び、脂肪部分は極力避けるなどの工夫を凝らすとより効果的です。

腹八分目にする

いつも満腹になるまで食事をしている方は、腹八分目を意識しましょう！腹八分目・満腹にしない行為が習慣化すれば、食事を抜かなくても摂取カロリーが減らせます。満腹まで食べることのデメリットは、肥満になりやすいだけでなく、胃腸への負担にもつながります。

食べる時間を気にする

食事を摂る時間帯を気にするのも痩せやすい体づくりには有効です。寝る直前に食べ物を摂取すると、消化活動の時間帯と睡眠時間が重なってしまい、肥満や胃もたれ、睡眠の質低下につながります。ですので、夜ご飯は、就寝時間の3時間前を目安に済ませておくと良いでしょう！

ダイエットには筋トレ・運動は重要！

ダイエットには基礎代謝を上げることが重要です。基礎代謝を上げるには、筋肉の量を減らさずにキープするまたは増やさなければいけません。

筋肉の生成に必要な量のたんぱく質を摂取しながら、筋トレなどで筋肉に適度な負荷をかけて代謝量を上げてください。筋トレに苦手意識がある方は、自分が習慣化できるトレーニングを探してみましょう！

こんなダイエット方法はNG！

ここからはこんなダイエットは避けた方が良いというNGを紹介していきます。ダイエットに関しては数え切れないほどの情報が存在しますが、これから紹介するような方法は、健康を損なう恐れがありますので、実行しないようにしてくださいね！

下剤ダイエット

下剤は便を排出させるために便秘の方が服用するものであり、それをダイエットに使うのは本来の使い方ではなく、リスクを伴います。

下剤をダイエットのために使ってしまうと、体内に必要なミネラルであるカリウムが過剰に体外へと排出され、低カリウム血症を引き起こす可能性や、食べ物の栄養が吸収される前に便として排出されてしまい、栄養不足を招く可能性があります。そのほか、下痢により体内の水分量が低下するため、脱水症状にも気を付ける必要があります。

単品ダイエット

りんごダイエット、バナナダイエット、ヨーグルトダイエットなど、定期的に単一の品だけを摂取するダイエット方法が話題となることがあります。

しかし、単一の品では私たちの体に必要な栄養素を満遍なく摂取できません。単品ダイエットは何らかの栄養不足を招き、栄養失調につながります。

摂取カロリーの減少により一時的に体重が減りますが、リバウンドしやすい状態になると考えるべきです。

まとめ：夜ご飯を抜くダイエットとは？実はデメリットが大き過ぎる？

いかがでしたか？今回の内容としては、
・夜ご飯抜きダイエットは一時的に体重が減るもののリバウンドのリスクが高い
・夜ご飯を抜くことで栄養バランスが乱れる可能性がある
・ダイエットを成功させたいのなら腹八分目の食事をして運動を習慣化させる
・下剤ダイエットや単品ダイエットなどの極端なダイエットは体の健康を損なう可能性がある
以上の点が重要なポイントでした。夜ご飯を抜くのではなく、食事の量を工夫して摂取カロリーを減らしながら消費カロリーを増やせると良いでしょう！

監修 YB-LAB.編集部

この記事は、YB-LAB.編集部が監修しています。YB-LAB.編集部は、スタイルアップを目指す方やむくみが気になっている方々に、美に関する情報をお届けしています。

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※2022年6月末時点