ふくらはぎがパンパンに張って、足が太く見えたり不快感を覚えたりした経験はありませんか?ふくらはぎはむくみやすい部位の一つであり、多くの方がふくらはぎの張りを経験しています。
今回は、ふくらはぎがパンパンに張る原因をテーマとして、ふくらはぎが張るメカニズムや効果的な対策を紹介します。パンパンに張ったふくらはぎに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ふくらはぎとは?どの部分?
ふくらはぎとは、膝から下のなだらかに膨らんでいる部分です。ふくらはぎの膨らみの中にはヒラメ筋と腓腹筋が存在し、収縮することで血流を体中に巡らせます。そのため、ふくらはぎは血流のポンプのような役割があり「第二の心臓」と呼ばれています。
ふくらはぎがパンパンに張るとはどのような状態?
ふくらはぎは本来ゆるやかな膨らみを持つものですが、立ち仕事やむくみなどによってふくらはぎがパンパンに張ってしまうことがあります。パンパンにふくらはぎが張った状態では、押すと痛みを感じたり、普段よりも太くなってタイトなブーツやズボンがきついまたは入らなくなる方もいます。また、下半身全体に不快感や不調を覚える方も多いでしょう。
立ち仕事でふくらはぎがパンパンに張りやすい職業は?
ふくらはぎの張りは立ち仕事がメインの職業の方に発生しやすい症状です。ここでは、ふくらはぎがパンパンに張りやすい代表的な職業を見ていきましょう!
保育士
保育士は自分よりも背が低いまたは移動に補助が必要な乳幼児を相手に仕事をするため、立ち仕事のみでなく中腰やしゃがむ姿勢が多い職業です。子供を抱いている時間が長ければ、より足への負担が重くなります。
看護師
看護師は病院を歩き回ったり、患者を介助したりする動きで足への負担が蓄積しやすい職業です。また、夜勤などの不規則な生活の影響から、自律神経も乱れやすいでしょう。
美容師
美容師は仕事中ほぼ立ちっぱなしの状態でいなければいけません。さらに中腰の姿勢も多く足のみでなく腰にかかる負担も大きいでしょう。
足がむくむメカニズムとは?
人間の下半身には全身の7割もの血液が溜まっています。ふくらはぎの筋肉は血流のポンプの役割となり、重力に逆らって血流や水分を上半身に向かって押し出しているのですが、何らかの問題でふくらはぎの筋肉が思うように働かなくなると、血流と水分が下半身に溜まり張りを感じるようになります。
ふくらはぎがパンパンに張る原因
ふくらはぎがパンパンに張る原因には、次のようなものが考えられます。自分のふくらはぎの張りの原因は何か考えてみてくださいね。
ふくらはぎがパンパンに張る原因1.立ち仕事
立ち仕事が多い方は、必然的に重力による影響で下半身に血液や水分が蓄積しやすくなります。立った状態で足を動かさずに過ごす時間が長い方ほど、特にむくみやすいでしょう。また、立っている状態の姿勢が悪いと、より血流が滞ります。
ふくらはぎがパンパンに張る原因2.ふくらはぎの筋力が弱い
心臓に血液を送るポンプのような役割を持つふくらはぎの筋力が衰えると、血液が滞って水分も溜まっていきます。元から筋肉量が少ない女性は、男性と比較してむくみやすいと言えるでしょう。
ふくらはぎがパンパンに張る原因3.水分や塩分の摂り過ぎ
人間の体は体内の塩分濃度を一定にする働きがあることから、塩分を過剰摂取すると多くの水分が体に溜め込まれます。スナック菓子の多くには塩分がたくさん含まれているため、お菓子の食べすぎに注意しましょう!
ふくらはぎがパンパンに張る原因4.水分不足
水分を控えればむくみが緩和するのではないかと考える方もいますが、水分を制限することもむくみの原因になります。人間の体にとって水分は重要な存在であるため、水分不足を感じた体は限られた水分を体に溜め込むように働いてしまうんです。
ふくらはぎがパンパンに張る原因5.ミネラル不足
ミネラルの一種であるカリウムは、体内の余分な塩分を排出させる働きがあります。そのため、カリウム不足は塩分と水分が溜まりやすい状態を招いてしまうんです。ミネラルは果物や野菜から摂取可能です。
仕事の合間にできるふくらはぎの張りを和らげる方法
立ち仕事が多い方は、仕事の合間に足を動かすことでふくらはぎの張りを緩和または予防できます!かかとを上げ下げする運動や屈伸運動を意識的に取り入れてみてください。可能であれば、同じ姿勢でいる時間を減らし、定期的に体を動かすようにしましょう。また、ふくらはぎの動きが少ないデスクワークの人も、意識的に足を上げ下げしましょう!
むくみやすい季節はある?
夏はむくみやすい季節です。なぜなら、冷房と外気の寒暖差が大きい現代では、体がうまく温度変化に順応できず血行不良や代謝不良を起こしやすいのです。さらに、汗による水分不足、冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎ、暑さによるストレスでむくみが起こる場合もあります。
むくみを気にされる方の正しい水分補給の仕方
水分不足はむくみの原因の一つですが、ただ闇雲に水分を摂取すれば良いわけではありません。
むくみを予防・改善可能な水分摂取の方法は、次の通りです。
・常温の水を飲む
・一気に多くの水分を補給しようとしない
・水はコップ1杯程度の少量をこまめに飲む
・普段の飲み水にミネラル豊富な硬水を選ぶ
・寝起きと寝る前に水分補給をする
・食前30分前に水分補給をする
このポイントを参考に、普段の水分補給の方法を見直してみてくださいね。
ふくらはぎのマッサージには多くのメリットがある
ふくらはぎをマッサージすると、血流が悪くなった状態を改善可能です。さらに基礎代謝の向上やデトックス効果も期待できます。
自分の手を使って膝下をゆっくり揉み上げるのも良いですが、仕事の合間にできる項目でお伝えした、かかとの上げ下げ運動にもマッサージ効果があります。自分が心地良いと感じるマッサージを見つけて、ふくらはぎのマッサージを習慣化させてください。
一般医療機器の弾性ストッキングの効果
一般医療機器の弾性ストッキングは、段階圧力設計で作られており、適度な圧を足全体に加えることで、ふくらはぎの血行を促進します。普段使用しているストッキングを一般医療機器の弾性ストッキングに変更することで、むくみの改善効果が期待できるため、かかりつけの医師にご相談のうえ使用を検討してみてはいかがでしょうか?弊社商品の中にも、一般医療機器モデルである、メディカルケアシリーズを販売しております。
まとめ:ふくらはぎがパンパンに張る原因を5つ紹介!ふくらはぎの張りを和らげる方法も紹介!
いかがでしたか?今回の内容としては、
・ふくらはぎがパンパンに張ると足が太く見える
・ふくらはぎがパンパンに張る原因としては、塩分の過剰摂取や水分不足などが挙げられる
・夏は水分不足や寒暖差の影響でむくみやすい季節である
・ふくらはぎの張りを改善するためにはマッサージや弾性ストッキングの着用といった方法がある
以上が重要なポイントでした。ふくらはぎがパンパンに張ってしまう方は、定期的なマッサージや運動を取り入れるのみでなく、一般医療機器の弾圧ストッキングの活用も検討すると良いでしょう!