「毎日の立ち仕事のせいで疲れが取れない…」と悩んでいませんか？サービス業や製造業では立った状態で何時間も仕事をする必要があり、立ち仕事による疲労で体調を崩してしまう方もいるでしょう。しかし、同じ時間立ち仕事をしていても足に疲れを感じない方もいます。では、その違いはどこにあるのでしょうか？
今回の記事では、立ち仕事で疲れない方法をテーマにお届けしていきますので、立ち仕事による疲れを緩和させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね！
立ち仕事で疲れる体の部位は？
立ち仕事で疲れを感じやすい体の部位は次の通りです！立ち仕事による疲れに悩んでいるのなら、まずは自分の疲れがどこからきているのか考えてみてくださいね。
足
長時間同じ姿勢で立っていると、足に負担がかかるだけでなく足の血流が滞り、だるさや痛みを発生させます。また、足には大きな筋肉があることから、足の筋肉の疲労が全身の不調を招く場合もあります。
腰
腰に位置する脊椎は体のさまざまな骨とつながり、姿勢を正しい状態に保っています。しかし、立ち仕事のせいで長時間上半身を腰で支えていると、脊椎に負担がかかって腰痛や姿勢が崩れる恐れがあるんです。腰痛は癖になりやすく、改善と再発を繰り返す方も多くいらっしゃいます。
首
首は上半身に位置し、4〜6kgもの重さの頭を支える役割を持っています。そのため、立って下を向きながら行う作業の多い方は、特に首への負担が大きくなるでしょう。首への過剰な負担は、首の痛みや痺れ、肩こりなどを招きます。
立ち仕事で足が疲れてしまう原因とは？
同じ時間立ち仕事をしていても、足に疲労を感じる方とそうでない方がいます。続いて、立ち仕事で足が疲れる原因を見ていきましょう！
足が疲れる原因1.仕事場の床の問題
自分で解決することが難しい問題の一つとして、床の問題があります。立ち仕事をしている場所の床がコンクリートやタイル張りのような素材で硬すぎると、足に負担がかかりやすくなります。
一方で、クッション性のある木材やカーペットは足に優しいですが、床が柔らかすぎて体が安定しない状態も疲れを招きます。つまり、硬すぎず柔らかすぎない床が、立ち仕事で疲れにくい仕事場だと言えるでしょう！
足が疲れる原因2.履いている靴の問題
履いている靴の底が硬いまたは薄くて床の硬さの影響を受けている場合にも、足が疲れやすくなります。ですので、靴底が柔らかくしっかりしており、足の裏を床の硬さや衝撃から守れる靴を選んでください。
足が疲れる原因3.血流悪化の問題
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれる部位であり、縮んだり膨らんだりすることでポンプのように働いて血を循環させます。立ち仕事の方は同じ姿勢で過ごす時間が長いため、ふくらはぎを含む下半身に疲労物質が蓄積します。その結果、血の巡りに悪い影響を与えてしまい、むくみにもつながってしまうんです。血行が悪いと疲労が溜まりやすいため、血行にも目を向けましょう！
立ち仕事で疲れない方法・疲れを軽減させる方法
同じ時間立ち仕事をしていても疲れを感じない方は、どのような工夫をしているのでしょうか？続いて、立ち仕事で疲れない方法・疲れを軽減させる方法を見ていきましょう！
立ち仕事で疲れない方法1.作業靴にこだわる
作業靴を疲れにくいものに変更するだけでも足の疲れを軽減させる効果が期待できます。まずは、自分の足にぴったりのサイズの靴を選びましょう。
足の疲れを感じにくい靴の特徴は次の通りです。
・通気性が良く足が蒸れない
・クッション性があり床の硬さを感じにくい
・靴底がしっかりしていて滑りにくい
靴のサイズ選びに困った時には、靴屋の店員に相談しながら自分の足の形にフィットする靴を見つけてください。必要な場合は専門店を利用するべきでしょう。
立ち仕事で疲れない方法2.インソールを変える
仕事場の床を変えることは難しいものですが、靴底にインソールを活用すると床の硬さを感じにくくなります。また、業務上靴の指定がある場合もインソールであれば自由に選択可能です。
足の疲れを軽減させるためにインソールを選ぶ際には、次のポイントを押さえましょう！
・靴の中でずれない
・アーチサポートがあり足の裏にフィットする
・衝撃吸収性があり床の硬さを感じにくい
インソールの使用で靴のサイズ感が変わることもあるため、その点は注意してくださいね。
立ち仕事で疲れない方法3.定期的にストレッチ
立ち仕事でも定期的にストレッチを取り入れれば、血流の滞りや疲労物質の蓄積を予防できます。簡単にできるストレッチを知っておけば、ストレッチをすること自体が習慣化できるでしょう。
ここでは、首・腰・足のストレッチを紹介します！
【首のストレッチ】
1.立った状態で姿勢を正し、真上を見る
2.首を1周4秒くらいのスピードでゆっくり3周回す
3.先ほどと反対の方向に首をゆっくり3周回す
【腰のストレッチ】
1.足を肩幅程度に開いて立ち、姿勢を正す
2.下半身は動かさないように意識しながら腰を捻って真後ろを向く
3.腰を捻った状態を10秒間キープする
4.ゆっくり元の位置に戻す動作を左右交互に3回繰り返す
【足のストレッチ】
1.姿勢を正して立つ
2.地面にかかとをつけたままの状態で片足のつま先を上げる
3.片方の手で先ほど上げたつま先を触る
4.この動作を左右交互に3回ずつ繰り返す
立ち仕事で疲れない方法4.真っ直ぐ垂直に立つ
人間の体は、正しい姿勢であれば長時間立っている状態を継続してもあまり疲れないようにできています。そのため、足の疲れを感じやすい方は、立ち方に問題がある可能性があります。
正しい立ち方では、耳・肩・骨盤・足が一直線上になるように意識して、胸は張らずに肩を下げ、肩甲骨を背中の中心に寄せるイメージが大切です。崩れた姿勢の立ち方に慣れている方は、正しい立ち方をすると一時的に疲れを感じますが、正しい立ち方は体の一部のみに負担が集中することがありません。
足のむくみの軽減なら一般医療機器の弾性ストッキング
一般医療機器の弾性ストッキングは、薬局などで売られている通常の着圧ストッキングよりも段階的に高度の圧迫圧のあるもので、足を圧迫することで、血液を心臓に戻すサポートをします。一般医療機器の弾性ストッキングの効果としては、むくみの改善、血行促進、リンパのめぐり改善が期待できます。弾性ストッキングは医療用のものですので、医師に相談の上正しく使いましょう。
立ち仕事でも疲れにくい方の特徴とは？
続いて、立ち仕事で疲れにくい方の特徴を見ていきましょう。
筋肉がある
ふくらはぎ・太もも・腹筋・背筋が鍛えられている方は正しい姿勢が保ちやすく、下半身が体をしっかり受け止められます。そのため、筋肉が少ない方に比べて立ち仕事で疲れにくいでしょう。立ち仕事に慣れるためにトレーニングを始めるのなら、まずは運動を習慣化させるためにも、大きすぎる負荷ではなく継続可能な取り組みを探しましょう。
しっかりした体幹を持っている
体幹がしっかりしている方は、姿勢が崩れにくく疲労回復機能が優れています。体幹を鍛えるためには、バランスボールや方足立ちなどのトレーニングが有効です。また、普段から体幹を意識して、片足重心や足を組むなどの動作を控えてください。
まとめ：立ち仕事で疲れない4つの方法！立ち仕事で足が疲れる3つの原因も紹介！
いかがでしたか？今回の内容としては、
・足の疲れやすさの原因には床の硬さ・靴の問題・姿勢の問題などが挙げられる
・立ち仕事で疲れない方法としてインソールを変える・定期的なストレッチなどが挙げられる
・一般医療機器の弾性ストッキングは足のむくみに効果が期待できる
・筋肉がある方やしっかりとした大幹を持つ方は立ち仕事でも疲れにくい
以上が重要なポイントでした。足の疲れやすさに悩んでいるのなら、自分の姿勢を改善しながら、使用している靴を見直したり定期的なストレッチを意識したりすると良いでしょう！自分にぴったりの対処法を知れば、立ち仕事でも疲れを感じにくくなります。
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