「なかなか冷え症が改善されない…」
「冷え症の原因は何だろう…」
冷え症でお困りの方はいらっしゃいませんか？冷え症は血行が悪くなり老廃物が排出されにくい状態となり、放置すれば免疫力が低下して、体調不良につながる恐れがあります。ですので、冷え性を改善するためには、冷え性の原因を理解した上で適切なアプローチをとることが大切なんです！
今回の記事では、冷え性の原因と改善方法をテーマにお届けしていきますので、冷え性に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね！
冷え性とは？
冷えは「冷え性」と「冷え症」の二種類が存在します。どちらも手足の冷えに悩む状態であるものの、両者は問題に関する考え方が異なります。
冷え性は、検査や診断では特別な異常があらわれていないものの体が冷えている状態で、西洋医学上では冷え性を疾患名としては認めていません。一方の冷え症は東洋医学上、きちんとした治療が必要なものとして扱っています。
東洋医学では「冷えは万病のもと」として、しっかり治療をしていくべきものとして考えられており、西洋医学では冷え性を体質として認識しているということですね！
冷え性の原因とは？
冷え性にはいくつもの原因が存在し、原因に適した対処をしなければいけません！複数の原因が影響し合うこともあるでしょう。続いて、冷え症の原因を9つ見ていきましょう！
冷え性の原因1.乱れた食生活
偏った食事を続けていると、体の熱を作るエネルギーが不足したり血流が悪くなったりします。冷え性には、ビタミンE・C・B群・たんぱく質が重要な栄養素ですので、それを意識しながらバランスの取れた食事を口にしましょう！また、冷たい飲み物や食べ物ばかり口にする行為は体を内側から冷やす可能性がありますので、暑い時期でも冷たいものばかり口にしないように注意してくださいね。
冷え性の原因2.喫煙
喫煙をするとニコチンの影響で血管が収縮して血液が流れにくくなり、体の冷えを招きます。自分自身が喫煙をしていない副流煙の場合も同様です。血流が滞ることで動脈硬化が進むと、深刻な疾患につながる可能性もあります。
冷え性の原因3.運動不足・筋力の低下
運動不足により筋力が低下すると、血の巡りが悪化します。さらにエネルギーを燃やすための筋肉自体が減ることから、体温が上がりにくい状態になってしまうんです。ですので、体の冷えを防ぐためにも、筋トレなどで筋肉をつけて基礎代謝を上げましょう！
冷え性の原因4.ストレス
ストレスの影響で自律神経が乱れると体温調整機能が働きにくくなり、ストレスで緊張を感じると血行不良を招きます。また、過度のストレスは不眠・睡眠の低下・うつ病に発展する可能性がありますので、ストレスをため込まない工夫が必要です。
冷え性の原因5.冷房・薄着
冷房の当たりすぎや寒い日に薄着で過ごす行為など、外的要因のせいで体が冷える場合もあります。冬でなくとも夏のクーラーによって体が冷える場合がありますので、季節に関係なく冷え性は起こると言えるでしょう。
冷え性の原因6.基礎代謝の低下
基礎代謝とは何もしない状態でも消費される最低限必要なエネルギーを指しており、基礎代謝が低下すると体温が下がって痩せにくい体になります。
基礎代謝が高い方と低い方が同じものを食べて同じ生活をした場合、基礎代謝が低い方の方が太りやすいでしょう。一般的には、基礎代謝は加齢とともに減少しますが、適度な運動の習慣によって基礎代謝の低下スピードを抑えられます！
冷え性の原因7.鉄分不足
鉄分はほうれん草や小松菜などに多く含まれている栄養素です。血液中で酸素を運搬する赤血球のヘモグロビンは鉄分でできており、鉄分の不足は冷え性や貧血の原因になります。
特に月経中の女性は、経血と一緒に鉄分が失われてしまうため、積極的に鉄分を摂取してください。場合によっては、サプリメントを活用しても良いでしょう！
冷え性の原因8.血液循環の悪化
貧血や低血圧の影響で血液の循環が悪い方は、血液が毛細血管に流れにくくなり体温が下がります。
冷え性の原因9.ダイエット
ダイエットで起こる冷え症は食事をとらないことが原因であり、食事量を減らすことで栄養不足になり筋力も低下、そして基礎代謝が低下して冷えにつながります。
冷え性になると起こりやすい症状とは？
冷え性になると手先や体全体の冷えを感じるだけでなく、次のような症状が起こります。
・肩こり
・首こり
・腰痛
・頭痛
・手足のむくみ
・膀胱炎
・生理不順
・不眠
・イライラ
・免疫力の低下
・アレルギー
・肌荒れ
何の対策も取らなければ冷え性は悪化する場合が多く、手足のみでなくお腹や腰にまで冷えを感じるようになります。中には冷え性の自覚がない「隠れ冷え性」の方もいるため、自分の体が冷えを感じていないか、ひんやりしていないかという点には、日頃から注意するべきです。
冷え性の男女の違いについて
冷え性は男性に比べて女性に多いトラブルです。なぜなら、女性の体は男性よりも筋肉量が少なく脂肪が多いためです。また、女性には冷えてしまうと温まりにくいという性質を持っていたり、月経時の血液不足、貧血や低血圧の人も多いため、冷えはあらわれやすくなっています。
これまで冷えを感じずに過ごしていた女性でも、更年期にホルモンバランスが変わることで自律神経が乱れて、冷え性になる場合もあるため注意が必要です！
冷え性の種類
冷え性にはいくつかの種類があります。自分の冷え性はどのタイプに分類されるのか考えてみてください。
【四肢末端型】
四肢末端型の冷え性は若い女性に多い冷え症で、手足の先まで血液が循環しないことから手足に冷えを感じるものです。疲労や無理なダイエット、栄養不足などが原因で起こります。体温はそれほど低くないにもかかわらず、手足が冷えるという特徴があります。
【下半身型】
下半身が全体的に冷える冷え性で、骨盤の歪み・姿勢の悪さ・長時間のデスクワークで発生します。下半身の血の巡りが悪くなることが冷えの原因です。
【内臓型】
冷たい食べ物や飲み物の摂取や、内臓への血液が滞って内臓から冷えるタイプの冷え性です。手足などの末端部は冷たくないものの、本人は冷えを感じるという特徴があります。
【全身型】
筋力低下や基礎代謝の低下の影響で全身が冷えている状態です。他の冷え性と比較して手足の冷えの症状が出にくく、無自覚のまま症状が悪化することがあります。特に全身型の冷え性は免疫力を低下させ、感染症にかかりやすくなります。
冷え性の改善方法
続いて、辛い冷え性を改善する方法を見ていきましょう。冷え性は万病の元だと考え、冷えが悪化する前に自分に適した方法で、改善に取り組んでくださいね！
冷え性の改善方法1.運動
運動不足や筋力の低下を感じているのなら、適度な運動を習慣化させましょう。運動をすれば全身の血行が良くなるだけでなく、筋肉を増やすことで基礎代謝も上がります。
運動が苦手だと感じる方は、ウォーキングやストレッチなど気軽に取り組めるものからチャレンジしてみてください。エスカレーターを使用せずに階段を使う、普段より早く歩くようにするだけでも、日常生活に運動を取り入れられます。また、就寝前のストレッチは眠っている間の体温を上げて睡眠の質を良くする効果が期待できます。
冷え性の改善方法2.入浴・半身浴
湯船に浸かることで副交感神経が優位になって血管が拡がり、血行が良くなります。お湯の温度はぬるめを意識し、じっくりと体を芯から温めることで、リラックス効果や安眠効果も得られるでしょう。また、入浴後の体を冷やさない目的で、入浴後には靴下の使用や暖かい寝巻き、腹巻きなどを着用します。
冷え性の改善方法3.冷えを防ぐための衣類を準備
外的要因で体が冷えてしまう状態を防ぐために、気候や環境に合わせた服を選びます。寒い時期に肌を露出するようなことを避け、夏はクーラーからの冷えを防ぎましょう！温度調整がしやすい羽織やストールなどを常備すれば、突然の寒さに対応しやすくなります。
冷え性の改善方法4.生活習慣の見直し
体温調整に欠かせない存在である自律神経を整えるために、生活習慣を見直します。本来であれば、日中は交感神経が優位に働くことで体が活動的になり、夜には副交感神経が優位に働いて体をリラックスさせます。
自律神経が乱れると、日中に集中できなくなったり夜間に心身を休められなくなったりするでしょう。起床時間や食事の時間、就寝時間などを規則正しいものにして生活習慣を整えれば、自律神経の乱れを予防できます。また、自律神経の乱れを招くストレスの溜めすぎや睡眠の質の低下にも注意してくださいね。
まとめ：冷え性の原因9つを解説！冷え性の症状や改善方法なども紹介！
いかがでしたか？今回の内容としては、
・冷え症の原因としては食生活の乱れや運動不足、ストレスなどが挙げられる
・冷え性は基礎代謝が下がるために痩せにくくなる
・冷え性は冷えを感じる部分によってタイプが変わる
・冷え性の改善方法には生活習慣の見直しや運動、入浴で体を温めるなどの方法がある
以上の点が重要なポイントでした。
冷え性はさまざまな不調を招く原因ですが、冷え性の状態に慣れてしまって対策をとらなければ状態をより悪化させてしまうでしょう。ですので、今回の内容を参考に生活習慣を見直したり、運動をするなどして対策をとっていただければと思います。
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